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文献詳細

雑誌文献

検査と技術42巻5号

2014年05月発行

文献概要

オピニオン

コレクチン(SP-A,SP-D,MBL)と感染防御

著者: 黒木由夫1

所属機関: 1札幌医科大学医学部医化学講座

ページ範囲:P.488 - P.489

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はじめに─コレクチンとは

 コレクチンは,コラーゲン様ドメインとC型レクチンドメインという特徴的な2つの構造を有しているので,ハイブリッド蛋白質といわれる.分泌型コレクチンには,肺コレクチンの肺サーファクタント蛋白質A(surfactant protein A,SP-A)とSP-D(surfactant protein D),およびマンノース結合レクチン(mannose-binding lectin,MBL)が属している.蛋白質構造上のもう1つの特徴は,多量体を形成することである.SP-AとMBLは,3量体が4~6個集合した花束様構造を,SP-Dは3量体が4個集合した十字架様構造を有する巨大分子である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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