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CK活性値とCK-MB活性値が逆転する現象はなぜ起こるのですか? 具体的な機序と原因の検索法について教えてください.
著者: 星野忠1
所属機関: 1日本大学医学部病態病理学系臨床検査医学分野
ページ範囲:P.490 - P.493
文献購入ページに移動A クレアチンキナーゼ(creatine kinase, CK)はクレアチンとクレアチンリン酸のリン酸転移に関与する酵素で,エネルギー代謝において重要な役割を担っています.CKはB(brain)サブユニットとM(muscle)サブユニットの2量体で構成されており,CK-BB,CK-MB,CK-MMの3つのアイソザイムが細胞質に存在します.その他に,ミトコンドリアにはミトコンドリアCK(mitochondrial creatine kinase, MtCK)が存在し,サルコメリックMtCK(sarcomeric mitochondrial creatine kinase, sMtCK)とユビキタスMtCK(ubiquitos mitochondrial creatine kinase, uMtCK)の2つのアイソフォームがあります.
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