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細菌検査室を安全に管理するには?
著者: 小松方1
所属機関: 1天理医療大学医療学部臨床検査学科
ページ範囲:P.494 - P.495
文献購入ページに移動はじめに
臨床細菌検査は他の臨床検査とは異なって,生きた細菌を直接取り扱う作業である.臨床検査技師は検査中に,患者検体中,あるいは培養液中に含まれる細菌の曝露によって自身や同室内のスタッフが感染しないような予防策を講じなければならない.取り扱う微生物の病原性次第では感染症を発病し,生死にかかわる事態に発展するためである.
本稿では,細菌検査室で実施すべき安全管理について解説する(表1).
臨床細菌検査は他の臨床検査とは異なって,生きた細菌を直接取り扱う作業である.臨床検査技師は検査中に,患者検体中,あるいは培養液中に含まれる細菌の曝露によって自身や同室内のスタッフが感染しないような予防策を講じなければならない.取り扱う微生物の病原性次第では感染症を発病し,生死にかかわる事態に発展するためである.
本稿では,細菌検査室で実施すべき安全管理について解説する(表1).
参考文献
1)北村敬,小松俊彦:実験室バイオセーフティ指針(WHO第3版).バイオメディカルサイエンス研究会,2004.(http://www.who.int/csr/resources/publications/biosafety/Biosafety3_j.pdf)
1)日本結核病学会予防委員会:医療施設内結核感染対策について.結核 85:477-481,2010
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