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文献詳細

雑誌文献

検査と技術42巻6号

2014年06月発行

文献概要

病気のはなし

小児の腎疾患

著者: 後藤美和1 松山健2

所属機関: 1国立病院機構甲府病院小児科 2公立福生病院小児科

ページ範囲:P.528 - P.533

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Point

●小児の腎疾患は多岐にわたる.尿路感染症,先天性腎尿路奇形,急性/慢性腎炎,ネフローゼ症候群などがある.

●特徴として,①原発性糸球体腎炎の頻度が高い,②治療に反応する腎炎が多い,③成長とともに治癒する疾患が少なくない,④腎尿路の形成異常に起因する疾患が多い,ことが挙げられる.

●本稿では,始めに尿所見からの診断について述べ,次に代表的な疾患の概要について述べる.

参考文献

1)Uemura O, Honda M, Matsuyama T, et al : Age, gender, and body length effects on reference serum creatinine levels determined by an enzymatic method in Japanese children : a multicenter study. Clin Exp Nephrol 15:694-699,2011
1)血尿診断ガイドライン編集委員会:血尿診断ガイドライン2013.ライフサイエンス出版,2013(http://www.jsn.or.jp/guideline/pdf/hugl2013.pdf)
2)五十嵐隆,伊藤秀一(編):小児科臨床ピクシス22 小児のネフローゼと腎炎,初版.中山書店,2010
3)日本小児腎臓病学会学術委員会小委員会「小児IgA腎症治療ガイドライン作成委員会」:小児IgA腎症治療ガイドライン1.0版.2007(http://www.jspn.jp/file/pdf/Iga.pdf)
4)日本学校保健会:学校検尿のすべて 平成23年度改訂.財団法人日本学校保健会,2012
5)日本小児腎臓病学会:小児特発性ネフローゼ症候群診療ガイドライン2013.診断と治療社,2013

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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