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文献詳細

雑誌文献

検査と技術42巻6号

2014年06月発行

文献概要

Laboratory Practice 〈生理〉

心電図でペースメーカーの不具合を見つける

著者: 山田宣幸1

所属機関: 1三菱京都病院臨床検査科

ページ範囲:P.588 - P.592

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はじめに

 2013年,わが国ではペースメーカーおよび植え込み型除細動器(implantable cardioverter defibrillator,ICD)植え込みが69,185件施行された.そのうち,新規の植え込みはペースメーカー39,290台,ICD(両室ペーシング機能付きを含む)は5,992台であった(日本不整脈デバイス工業会調べによる).ペースメーカーの利用者は毎年,40,000~45,000人も増加しており,心電図検査を行う臨床検査技師がペースメーカー心電図に触れる機会も当然増えてきている.ペースメーカーとICDは新機種が次々と発売され,その作動様式も複雑になってきており,心電図解析も使用機種の特徴を理解していないと分からないものもある.

 本稿は,ペースメーカー心電図のなかでも最も重要な,“不具合を起こしているペースメーカーを心電図で発見する”ことについて述べる.

参考文献

1)山田宣幸:平成24年度認定心電検査技師資格更新指定講習会テキスト:ペースメーカー心電図の基礎知識,pp83-101,2012
2)山田宣幸:平成25年度認定心電検査技師セミナー研修会テキスト:「複雑なペースメーカー作動を整理整頓」―心電図から読み取る“これってどんな作動?”,pp87-114,2013
3)山下武志,葉山恵津子:ナース・検査技師・研修医のためのペースメーカー心電図が好きになる! 第4版.南江堂,2011

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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