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文献詳細

雑誌文献

検査と技術42巻7号

2014年07月発行

文献概要

Q&A 読者質問箱

心エコーで肺がかぶって見にくい人は,どのような体位・探触子の位置でアプローチすると見やすくなるのでしょうか?

著者: 上村明好1

所属機関: 1総合守谷第一病院臨床検査部生理検査室

ページ範囲:P.693 - P.695

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Q 心エコーで肺がかぶって見にくい人は,どのような体位・探触子の位置でアプローチすると見やすくなるのでしょうか?

A 心臓の前面には,超音波ビームの透過性を妨げる肺や骨があるので,心エコーによるアプローチ部位も決まってきます.代表的なアプローチ部位には,傍胸骨左縁,心尖部,心窩部(剣状突起下),胸骨上窩,傍胸骨右縁が用いられますが(図1),肺や骨の影響を避けるためには,被検者の体位,探触子の位置,呼吸の調整などの工夫も必要不可欠となります.

参考文献

1)増田喜一,遠田栄一(編著),日本超音波検査学会(監修):心臓超音波テキスト,第2版.医歯薬出版,pp7-14,2009
2)八木登志員,吉川純一:よい断層像を得るための私の工夫.心エコー 2:114-123,2013

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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