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腺癌,反応性中皮および悪性中皮腫の細胞を鑑別する方法
著者: 安永佳麻里1 渋田秀美1 亀井敏昭1
所属機関: 1山口県立総合医療センター中央検査部
ページ範囲:P.794 - P.795
文献購入ページに移動体腔液中の悪性細胞のほとんどは種々の臓器に発生した腫瘍細胞が漿膜に浸潤・転移したものであり,腺癌細胞は最も高頻度に出現する悪性細胞である.腺癌細胞はしばしば反応性中皮や悪性中皮腫との鑑別が必要となる.また,悪性中皮腫は近年増加傾向にあり,早期から体腔液貯留をきたすことが多く,体腔液細胞診での詳細な解析が早期診断につながることからも,細胞鑑別は重要といえる.
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