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文献詳細

雑誌文献

検査と技術42巻8号

2014年08月発行

文献概要

ワンポイントアドバイス

腺癌,反応性中皮および悪性中皮腫の細胞を鑑別する方法

著者: 安永佳麻里1 渋田秀美1 亀井敏昭1

所属機関: 1山口県立総合医療センター中央検査部

ページ範囲:P.794 - P.795

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はじめに

 体腔液中の悪性細胞のほとんどは種々の臓器に発生した腫瘍細胞が漿膜に浸潤・転移したものであり,腺癌細胞は最も高頻度に出現する悪性細胞である.腺癌細胞はしばしば反応性中皮や悪性中皮腫との鑑別が必要となる.また,悪性中皮腫は近年増加傾向にあり,早期から体腔液貯留をきたすことが多く,体腔液細胞診での詳細な解析が早期診断につながることからも,細胞鑑別は重要といえる.

参考文献

1)亀井敏昭,岡村宏,佐久間暢夫:悪性中皮腫.海老原善郎,亀井敏昭(監修):体腔液細胞診アトラス―体腔液細胞診の理解のために.篠原出版新社,pp82-96,2002
2)亀井敏昭,渋田秀美,安永佳麻里:体腔液,体腔膜の細胞診―体腔液細胞診の見方,考え方.病理と臨 28:1129-1135,2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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