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文献詳細

雑誌文献

検査と技術42巻8号

2014年08月発行

文献概要

Q&A 読者質問箱

尿中クレアチニンが“0”を示す場合,腎不全以外の原因は考えられるかどうかを教えてください.

著者: 横山貴1 新田孝作2

所属機関: 1東京女子医科大学病院中央検査部検体検査室一般検査 2東京女子医科大学第四内科

ページ範囲:P.800 - P.802

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Q 尿中クレアチニンが“0”を示す場合,腎不全以外の原因は考えられるかどうかを教えてください.

A クレアチニン(creatinine:Cr)は,分子量113の低分子窒素化合物です.筋肉や神経においてクレアチンリン酸から直接的に,またはクレアチンの脱水によって産生されます.Crの産生量は総筋肉量に比例し,その1日産生量は各個体でほぼ一定です.

参考文献

1)金井正光(監修),奥村伸生,戸塚実,矢冨裕(編):臨床検査法提要,改訂第33版.金原出版,p126,2010
2)東京女子医科大学病院中央検査部検体検査室:東京女子医科大学病院中央検査部検体検査室免疫化学クレアチニン測定標準作業書,第1版.p16,2012
3)藤本一満,和田哲,小松方:尿中クレアチニンおよび尿素窒素の低下原因となる細菌発現酵素の同定.医学検査 60:316,2011
4)中村美保,藤本一満:尿中クレアチニンを分解する細菌に対する防腐剤ユリメジャーの効果.日臨検自動化会誌 38:543,2013

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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