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文献詳細

雑誌文献

検査と技術42巻8号

2014年08月発行

文献概要

Laboratory Practice 〈生理〉

頸動脈エコー検査の際に甲状腺腫瘤をみつけたら

著者: 土居忠文1 宮崎詩織1 宮尾恵示1

所属機関: 1高知大学医学部附属病院検査部

ページ範囲:P.804 - P.806

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はじめに

 頸動脈エコー検査の際に甲状腺腫瘤をみつけたら検査技師はどうすればよいのだろうか.その対応は施設によって異なる.当院においては原則として,ルーチン検査では,依頼された臓器・部位を検査することを目的としている.頸動脈エコー検査においても,限られた時間のなかで,頸動脈に集中して検査を行うことが重要であると考えている.周辺臓器(甲状腺,顎下腺,耳下腺など)を丁寧に描出し検査を進めることはない.しかしながら,頸動脈エコー検査中に,甲状腺腫瘤がたまたま描出されることがある.このときの検査技師の対応について,当院における現状を述べる.

参考文献

1)日本乳腺甲状腺超音波医学会,甲状腺用語診断基準委員会(編):甲状腺超音波診断ガイドブック,改訂第2版.南江堂,2012
2)小柳紀子,高梨昇:甲状腺の超音波検査.検と技 37:25-31,2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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