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文献詳細

雑誌文献

検査と技術42巻9号

2014年09月発行

文献概要

技術講座 生理

新生児聴力検査

著者: 太田有美1

所属機関: 1大阪大学大学院医学系研究科 耳鼻咽喉科・頭頸部外科

ページ範囲:P.850 - P.855

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Point

●スクリーニング検査として自動聴性脳幹反応(AABR),耳音響放射(OAE),精密検査として聴性脳幹反応(ABR),聴性定常反応(ASSR)がある.

●スクリーニング検査で“要再検査(refer)”となった場合,精密検査施行病院に紹介するが,“要再検査”となっても直ちに聴覚障害があると判断できるものではない.

●ABR,ASSRを行う場合,安定した睡眠下で電極の接触抵抗を少なくし,電気的アーチファクトが入らないようにして検査を行う.

●いずれの検査も結果の説明は医師によって行う.

参考文献

1)加我君孝(編):新生児・幼少児の耳音響放射とABR,診断と治療社,2012
2)日本聴覚医学会(編):聴覚検査の実際,改訂3版,南山堂,2009
3)芳川洋:自分でやろう聴覚検査,聴性脳幹反応検査.JOHNS 24:757-762,2008
4)青柳優,渡辺知緒:自分でやろう聴覚検査,聴性定常反応検査.JOHNS 24:763-768,2008
1)三科潤:新生児聴覚スクリーニングの現状と今後の課題.小児保健研 66:3-9,2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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