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Laboratory Practice 〈生理〉
スパイロメトリー測定にあたって
著者: 田村東子1
所属機関: 1虎の門病院臨床生理検査部
ページ範囲:P.899 - P.903
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スパイロメトリーは患者が最大限の努力をしなければ正確な結果が得られないため,呼吸困難感が強い患者や体力の低下している患者にとってはかなりつらい検査である.しかし,患者に検査の目的を理解してもらい,正しく行われた呼吸機能検査結果から得られる情報は多い.患者から最大限の力を引き出し,かつ測定回数が最小限で済むために工夫していることについて,検査の流れに沿って述べる.
スパイロメトリーは患者が最大限の努力をしなければ正確な結果が得られないため,呼吸困難感が強い患者や体力の低下している患者にとってはかなりつらい検査である.しかし,患者に検査の目的を理解してもらい,正しく行われた呼吸機能検査結果から得られる情報は多い.患者から最大限の力を引き出し,かつ測定回数が最小限で済むために工夫していることについて,検査の流れに沿って述べる.
参考文献
1)日本呼吸器学会肺生理専門委員会(編):呼吸機能検査ガイドライン─スパイロメトリー,フローボリューム曲線,肺拡散能力.メディカルレビュー社,2004
1)斉藤陽久(監修),鈴木範孝:レッツ・スパイロメトリー─COPDにおけるプライマリケア実践のために.真興交易医書出版部,2007
2)田口善夫(監修),羽白高(編),柴田正慶(著):ココが知りたい!!スパイロメトリーの基本と秘訣!─呼吸機能検査きれいに記録!しっかり判断! 克誠堂出版,2010
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