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文献詳細

雑誌文献

検査と技術43巻1号

2015年01月発行

オピニオン

再生医療における臨床検査技師の役割

著者: 徳野治1

所属機関: 1京都大学iPS細胞研究所細胞調製施設微生物検査室

ページ範囲:P.70 - P.71

文献概要

はじめに

 “医療”が病気やケガを治すことだとすれば,“再生医療”とは失われた機能・形態を再生して病気やケガを治すことだといえます.ただし,この意味からいえば,従来より行われている移植医療も再生医療であるといえなくもありません.

 ここでは狭義の再生医療として,近年,急速に研究が発展してきた胚性幹細胞(embryonic stem cells:ES細胞)や人工多能性幹細胞(induced pluripotent stem cells:iPS細胞)といった幹細胞とその分化細胞を用いて,失われた機能や形態を再生し病気やケガを治すこと,としておきます.

参考文献

1)日本経済新聞:iPSで目の難病患者治療,国の手続き完了.2013年7月19日(http://www.nikkei.com/article/DGXNASGG1900F_Z10C13A7MM0000/)
2)厚生労働省医政局研究開発振興課:再生・細胞医療の現状及び課題(平成24年9月26日),2012(http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000002h9ie-att/2r9852000002kfqy.pdf)
3)笠井泰成:細胞プロセシングセンター(CPC)における臨床検査技師の役割─細胞治療の臨床応用に向けて.検と技 38:1246-1249,2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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