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技術講座 病理 シリーズ 検査技師に求められる感染防御対策・2
病理検査における感染防御対策
著者: 渡具知克1
所属機関: 1東海大学医学部付属八王子病院臨床検査技術科
ページ範囲:P.1192 - P.1197
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●病理検査は新鮮検体を扱うため感染の危険性が高く,特に結核菌,肝炎ウイルス,ヒト免疫不全ウイルス(HIV),プリオンの4種に対して感染防御対策が必須です.
●提出される検体全てが感染性を有するとみなすことが最も重要で,感染源に則した処理を行える環境の構築が大切です.
●バイオハザード対策用キャビネットとクリーンベンチの決定的な違いを理解し,作業者の安全性を確保することが重要です.
●病理検査は新鮮検体を扱うため感染の危険性が高く,特に結核菌,肝炎ウイルス,ヒト免疫不全ウイルス(HIV),プリオンの4種に対して感染防御対策が必須です.
●提出される検体全てが感染性を有するとみなすことが最も重要で,感染源に則した処理を行える環境の構築が大切です.
●バイオハザード対策用キャビネットとクリーンベンチの決定的な違いを理解し,作業者の安全性を確保することが重要です.
参考文献
1)堤寛:バイオハザード対策.病理と臨 23:889-898,2005
2)角勇樹:院内感染・施設内感染対策.JIM 24:1132-1134,2014
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