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文献詳細

雑誌文献

検査と技術43巻12号

2015年11月発行

文献概要

ワンポイントアドバイス

臨床検査技師とNST

著者: 嵐田恵美子1

所属機関: 1日本大学医学部附属板橋病院臨床検査部

ページ範囲:P.1240 - P.1242

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はじめに

 栄養サポートチーム(Nutrition Support Team:NST)は,職種の壁を越えた医療チームによって,患者に最も適した方法で栄養状態の改善に取り組むチームである.

 当院のNSTは2005年9月に発足し,現在は日本静脈経腸栄養学会(Japanese Society for Parenteral and Enteral Nutrition:JSPEN)より“NST稼働施設”の認定をうけて,病院長直属の組織として活動している.スタッフは,医師・歯科医師・看護師・薬剤師・管理栄養士・臨床検査技師・リハビリテーションスタッフ〔理学療法士(physical therapist:PT),言語聴覚士(speech therapist:ST),作業療法士(occupational therapist:OT)〕・歯科衛生士・医事課職員で構成され, 参加者が一皿ごとに料理を持ち寄るパーティー形式に例えたPPM(potluck party method)と呼ばれる活動形式を採用している1)

参考文献

1)東口高志,中井りつ子,伊藤彰博,他:栄養アセスメント蛋白とNST・クリニカルパス.生物試料分析 27:173-184,2004
2)東口高志:栄養評価におけるRTP(rapid turnover protein)の使い方.検と技 34:429-436,2006
3)Ignacio de Ulíbarri J, González-Madroño A, de Villar NG, et al : CONUT : a tool for controlling nutritional status. First validation in a hospital population. Nutr Hosp 20:38-45,2005
4)諏訪浩,武藤晴美,高橋裕司,他:NSTにおける栄養評価法としてのCONUT法の有用性に関する検討.静脈経腸栄養 21:127,2006
5)日本静脈経腸栄養学会(編):静脈経腸栄養ハンドブック.南江堂,p123,2011

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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