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文献詳細

雑誌文献

検査と技術43巻13号

2015年12月発行

文献概要

技術講座 免疫

不規則抗体同定—量的効果や消去法

著者: 大谷敦子1

所属機関: 1兵庫県立尼崎総合医療センター

ページ範囲:P.1286 - P.1292

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Point

●凝集反応の強弱は量的効果,複数抗体の存在を示すことから,抗体を同定するのに重要な情報です.

●複数抗体を見逃さないためにも,消去法は必ず実施します.

●臨床的に意義のある不規則抗体を検出するため,間接抗グロブリン試験(IAT)は必ず実施します.また,IgG感作赤血球を使用して,適切にIATが実施されたことを確認します.

●不規則抗体スクリーニング検査では省略可能な自己対照も,自己抗体や高頻度抗原に対する抗体などを見極めるため,同定検査では必ず実施します.

参考文献

1)比留間潔,高松純樹,村上純子,他:スタンダード輸血検査テキスト,第2版.医歯薬出版,2007
2)遠山博(編):輸血学,改訂第3版.中外医学社,2004
3)安田広康,安藤高宣,蒲池正次,他(編):新輸血検査の実際.日本臨床衛生検査技師会,2008
4)奥田誠,梶原道子,北澤淳一,他:赤血球型検査(赤血球系検査)ガイドライン(改訂1版).日本輸血・細胞治療学会,2014

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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