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技術講座 微生物
—step up編—グラム染色の威力!ブドウ球菌の形態的判別
著者: 中村文子1 近藤成美2
所属機関: 1順天堂大学医学部附属順天堂医院臨床検査部 2順天堂大学医学部臨床検査医学科
ページ範囲:P.1300 - P.1304
文献購入ページに移動●臨床上最も重要なブドウ球菌はStaphylococcus aureusであるが,Staphylococcus saprophyticusやStaphylococcus lugdunensisも感染症の起因菌となる.
●血液培養液の塗抹検査所見では,S. aureusかCNSかをおおよそ推定できる.
●塗抹検査でグラム陽性ブドウ球菌が認められた場合,通常は菌種の推定はできないが,感染症か否かを検査材料や臨床的背景などから総合的に判断する.
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