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臨床検査のピットフォール
運動神経伝導検査と感覚神経伝導検査の乖離から何を考えればよいか
著者: 齋藤江美子1
所属機関: 1丘整形外科病院検査科
ページ範囲:P.1330 - P.1333
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腕神経叢節前障害である引き抜き損傷の場合,運動神経伝導検査(motor nerve conduction study:MCS)で異常を示すものの,感覚神経伝導検査(sensory nerve conduction study:SCS)では異常を認めない.引き抜き損傷症例の場合,このようにMCSとSCSの結果とが乖離することについて以下に解説する.
腕神経叢節前障害である引き抜き損傷の場合,運動神経伝導検査(motor nerve conduction study:MCS)で異常を示すものの,感覚神経伝導検査(sensory nerve conduction study:SCS)では異常を認めない.引き抜き損傷症例の場合,このようにMCSとSCSの結果とが乖離することについて以下に解説する.
参考文献
1)岡庭豊:脊髄・末梢神経.医療情報科学研究所(編):病気がみえるVol.7 脳・神経 第1版.メディックメディア,pp250-257,2012
2)Perotto AO(著),柏森良二(翻訳):筋電図のための解剖ガイド─四肢・体幹.西村書店,pp3-109,2003
3)柏森良二:神経伝導検査 テキスト 腕神経叢障害,医歯薬出版,pp126-129,2012
4)佐藤健次:中枢神経系,末梢神経系.臨床検査学講座 解剖学,第2版.医歯薬出版,pp141-157,2008
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