文献詳細
文献概要
ワンポイントアドバイス 血管径の計測法・1
動脈径と静脈径
著者: 三木俊1
所属機関: 1東北大学病院生理検査センター診療技術部生理検査部門
ページ範囲:P.158 - P.160
文献購入ページに移動脈管の性状
脈管とは体中で循環している動脈・静脈・リンパ管に分類される.基本脈管は3層で構成されているが,超音波検査で全ての層を明瞭に観察・分類できるわけではない.一般的な超音波画像では外膜面は描出可能であるが,動脈は内膜と中膜の境界面が不明瞭であり,静脈は膜間の境界面は確認できない場合も多く,リンパ管は膜間の境界面は全く確認できない.したがって,血管径を計測する際はこれらの限界を熟知したうえで正確に計測する必要がある.
脈管とは体中で循環している動脈・静脈・リンパ管に分類される.基本脈管は3層で構成されているが,超音波検査で全ての層を明瞭に観察・分類できるわけではない.一般的な超音波画像では外膜面は描出可能であるが,動脈は内膜と中膜の境界面が不明瞭であり,静脈は膜間の境界面は確認できない場合も多く,リンパ管は膜間の境界面は全く確認できない.したがって,血管径を計測する際はこれらの限界を熟知したうえで正確に計測する必要がある.
掲載誌情報