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雑誌文献

検査と技術43巻3号

2015年03月発行

文献概要

トピックス

CD36の発現多様性—欠損症および健常者の発現分子数のバラつき

著者: 田村彰吾12 増田裕弥34 松野一彦4 尾崎由基男1

所属機関: 1山梨大学大学院総合研究部臨床検査医学講座 2日本学術振興会 3北海道大学大学院保健科学院 4北海道大学病院検査・輸血部

ページ範囲:P.186 - P.188

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CD36とは

 CD36は,type B scavenger receptor familyに属する88kDaの糖蛋白質である.ヒトでは血小板,単球/マクロファージ,赤芽球,血管内皮細胞,脂肪細胞や横紋筋細胞などに発現し,多様な機能をもつ.一方,CD36は血小板と単球で欠損するCD36欠損症が知られており,CD36欠損症では血小板製剤輸血などで注意を要する.

参考文献

1)Park YM : CD36, a scavenger receptor implicated in atherosclerosis. Exp Mol Med 46:e99,2014
2)Rać ME, Safranow K, Poncyljusz W : Molecular Basis of Human CD36 Gene Mutations. Mol Med 13:288-296,2007
3)Yanai H, Chiba H, Fujiwara H, et al : Phenotype-genotype Correlation in CD36 Deficiency Type Ⅰ and Ⅱ. Thromb Haemost 84:436-441,2000
4)若本志乃舞,藤原満博,宮崎孔,他:抗CD36抗体陽性血清による血小板活性化と抗体価との関係性.Jap J Trans Cell Ther 52:589-598,2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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