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文献詳細

雑誌文献

検査と技術43巻3号

2015年03月発行

文献概要

技術講座 採血

標準採血法ガイドラインに基づいた採血

著者: 池田勝義1 眞部正弘1 上村弘子1 大林光念1 安東由喜雄1

所属機関: 1熊本大学医学部附属病院中央検査部

ページ範囲:P.198 - P.206

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Point

●採血とは血液を採取する医療行為であり,静脈血採血,毛細管血採血,動脈血採血の3種類がある.

●採血に必要な物品には,採血針や採血管など規格が決まっているものから,使用者が任意に選択するものまである.より適切な物品を選択することが必要である.

●標準的な採血法として,国内では日本臨床検査標準協議会(JCCLS)が公表しているガイドラインがあり,現在「標準採血法ガイドライン第2版(GP4-A2)」が出ている.

●採血に伴う障害を採血合併症という.それぞれの対応法をマスターしておくことが必要である.

参考文献

1)日本臨床検査標準協議会:標準採血法ガイドライン第1版(GP4-A1),2006
2)日本臨床検査標準協議会:標準採血法ガイドライン(GP4-A2),2011
3)大西宏明:採血手技の実際.検と技 35:791-795,2007
4)佐藤達夫,秋田恵一(編):日本人のからだ─解剖学的変異の考察.東京大学出版会,p274,2000
5)平成20年1月17日厚労省医政医発第0117001号通達:臨床検査技師の行う採血に関する疑義照会について(回答),2008
6)岡本左和子:採血に伴うコミュニケーションのツボ─患者は医療者に何を求めているか? Med Technol 38:48-51,2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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