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文献詳細

雑誌文献

検査と技術43巻3号

2015年03月発行

文献概要

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あとがき・次号予告 フリーアクセス

著者: 曽根伸治

所属機関:

ページ範囲:P.268 - P.268

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あとがき

 最近は異常気象で,夏は猛暑や局地的な雷雨と突風,冬は猛烈な寒波の影響で大雪になることがあります.また,インフルエンザ,ウイルス性の胃腸炎なども例年になく流行しています.海外ではエボラ出血熱による死者が増え続け,日本でもデング熱のような輸入感染症の発症がありました.輸入感染症とは,「国内ではほとんどみられなくなった感染症で,全てあるいは主に海外で感染して国内にもち込まれる感染症」で,海外旅行者の増加や海外との交流によって増えています.

 読者質問箱の肺炎球菌・レジオネラ尿中抗原やインフルエンザの偽陰性例と同様に感染や発症初期では目的物質を検出できないことやメジャーなタイプでないと検出できないことも少なくないです.また,高齢化社会になり,医療も少しずつ変化して病気は早期発見,早期治療の時代で,臨床検査もより簡単に短い時間で結果が報告できるようになっています.しかし,高感度な検査法でも,限界があり全てを検出できないことは認識しておきましょう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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