文献詳細
技術講座 生理
文献概要
Point
●不整脈心電図の判読においては,P波とQRS波の関係や波形から刺激伝導系を含めた心内興奮伝播を推測することがポイントとなる.
●刺激伝導系を上位から下位の方向に向かう伝導(通常方向の伝導)を順行性,下位から上位に向かう逆方向の伝導を逆行性という.
●ラダーグラムは,P波とQRS波の関係や房室間伝導様式を整理し,興奮伝搬を一目で把握できるため,不整脈の理解や判読トレーニングの手段として有効である.
●不整脈心電図の判読においては,P波とQRS波の関係や波形から刺激伝導系を含めた心内興奮伝播を推測することがポイントとなる.
●刺激伝導系を上位から下位の方向に向かう伝導(通常方向の伝導)を順行性,下位から上位に向かう逆方向の伝導を逆行性という.
●ラダーグラムは,P波とQRS波の関係や房室間伝導様式を整理し,興奮伝搬を一目で把握できるため,不整脈の理解や判読トレーニングの手段として有効である.
参考文献
1)小室一成(編):講義録 循環器学.メジカルビュー社,2004
2)高木誠:心電図・不整脈レッスン.金芳堂,1997
3)小川聡(編):心電図検査のコツと落とし穴.中山書店,2003
4)久保田昌良:心電図学の散歩 心電図を推理する.南山堂,1996
5)山下武志(編):心電図パーフェクトガイド 初心者からエキスパートまで.中山書店,2010
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