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技術講座 病理
ESD/EMR標本の切り出し方と標本作製の注意点
著者: 後藤田裕子1
所属機関: 1JA北海道厚生連札幌厚生病院臨床検査科
ページ範囲:P.306 - P.310
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●近年,消化管の早期癌の治療は内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)/内視鏡的粘膜切除術(EMR)が主流となっている.
●ESD/EMRは患者の負担が少なく,消化管の早期癌に対して有用な治療である.
●ESD/EMRの病理診断結果によって,その後の治療方針が異なることがあるため,正しい評価ができる適切な標本の作製が必要である.
●近年,消化管の早期癌の治療は内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)/内視鏡的粘膜切除術(EMR)が主流となっている.
●ESD/EMRは患者の負担が少なく,消化管の早期癌に対して有用な治療である.
●ESD/EMRの病理診断結果によって,その後の治療方針が異なることがあるため,正しい評価ができる適切な標本の作製が必要である.
参考文献
1)日本胃癌学会(編):胃癌治療ガイドライン,医師用2014年5月改訂 第4版.金原出版,2014
2)日本食道学会(編):食道癌診断・治療ガイドライン,2012年4月版.金原出版,2012
3)大腸癌研究会(編):大腸癌治療ガイドライン,医師用2014年版.金原出版,2014
4)日本胃癌学会(編):胃癌取扱い規約,第14版.金原出版,2010
5)田久保海誉,大橋健一(編):腫瘍病理鑑別診断アトラス 食道癌.文光堂,2012
6)根本哲生,門馬久美子,伊東干城,他:食道癌内視鏡検体の取り扱い.病理と臨 25:664-671,2007
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