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文献詳細

雑誌文献

検査と技術43巻4号

2015年04月発行

文献概要

疾患と検査値の推移

脂質異常症

著者: 齋藤美菜子1 笠井隆之1 奥山隆義1 緑川かおる1 佐藤緑1 佐久間初代1 岡部紘明1

所属機関: 1横浜南共済病院臨床検査科

ページ範囲:P.322 - P.326

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Point

●脂質異常症とは:血清脂質の高低の異常変化で,自覚症状を伴うことは少ない.動脈硬化性疾患,代謝性疾患や生活習慣病が背景にある.総コレステロール(TC),トリグリセリド(TG)が異常値を示した場合,原発性と続発性に分けるが,その際,肝臓,腎臓,血糖値,甲状腺機能,家族歴と臨床所見を検討する必要がある.高脂血症を示す者が多い.

●必要とされる脂質検査項目:TC,TG,HDL-C,LDL-C,リポ蛋白,リポ蛋白リパーゼ(LPL),コレステロールエステル転送蛋白(CETP)活性,LDLレセプター機能などの測定も必要である.

参考文献

1)寺本民生(編):脂質異常症診療ガイドQ&A.南山堂,2014
2)日本動脈硬化学会(編):動脈硬化性疾患予防ガイドライン2012版.日本動脈硬化学会,2012
3)荻原俊男(監):脂質異常症・肥満─動脈硬化.メディカルレビュー社,2011
4)宇治義則,岡部紘明:臨床検査医学の立場から.臨検 44:1059-1066,2000
5)岡部紘明:脂質関係.医と薬学 49:391-401,2003
1)InCROM(編):メディマグ・脂質異常症(http://hl.medimag.jp/index.html)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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