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技術講座 生化学
血清総蛋白(TP)測定—教育現場で教えるビウレット法のポイント
著者: 伊藤昭三1
所属機関: 1新渡戸文化短期大学臨床検査学科
ページ範囲:P.578 - P.584
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●ビウレット法は終点分析法(end point assay)の1ポイント法(one step assay)で操作が簡便です.また,測定波長が可視部領域にあるため呈色性がわかりやすい検査です.
●ビウレット法は検体採取(ピペッティング)以外のバラツキが小さい検査ですので,操作の熟練度がわかりやすく,臨床化学検査学のなかで検査手技の基本になる検査です.
●ビウレット法は血清中の蛋白質が異なっていても呈色率が変わらず,蛋白質量(ペプチド結合量)に比例します.
●ビウレット法は終点分析法(end point assay)の1ポイント法(one step assay)で操作が簡便です.また,測定波長が可視部領域にあるため呈色性がわかりやすい検査です.
●ビウレット法は検体採取(ピペッティング)以外のバラツキが小さい検査ですので,操作の熟練度がわかりやすく,臨床化学検査学のなかで検査手技の基本になる検査です.
●ビウレット法は血清中の蛋白質が異なっていても呈色率が変わらず,蛋白質量(ペプチド結合量)に比例します.
参考文献
1)赤堀四郎,水島三一郎(編):蛋白質化学,2巻.共立出版,1954
2)Kingsley GR : The Determination of Serum Total Protein, Albumin and Globulin by the Biuret Reaction. J Biol Chem 131:197-200,1939
3)Gornall AG, Bardawill CJ, David MM : Determination of serum proteins by means of the biuret reaction. J Biol Chem 177:751-766,1949
4)芝紀代子:臨床検査反応系のすべて.Med Technol 28:1036,2000
5)馬場茂明,奥田清(編):医科学実験法講座第3巻B〈臨床化学Ⅱ〉.中山書店,1975
6)北村元仕,仁科甫啓(編):実践臨床化学.医歯薬出版,1994
7)日本生化学会(編):生化学実験講座1 タンパク質の化学Ⅰ─分離精製.東京化学同人,1987
8)太田敏子,川上康,下村弘治,他(編):メディカルサイエンス臨床化学検査学─病態生化学の視点から.近代出版,2014
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