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文献詳細

雑誌文献

検査と技術43巻7号

2015年07月発行

文献概要

技術講座 採血

採血時の採血管の順番

著者: 岡田元1 森保由美子1

所属機関: 1安城更生病院臨床検査技術科

ページ範囲:P.586 - P.592

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Point

●日本臨床検査標準協議会(JCCLS)より発布された「標準採血法ガイドライン(GP4-A2)」にのっとった手技で採血を行うことが必須である.

●正確な検査結果を臨床に提供するためには,採血の時点から技師が管理する必要がある.そのためには,携わるスタッフに正しい運用を周知し,全過程を管理することが求められる.

●分析前誤差(pre-analytical error)は分析誤差(analytical error)よりも大きくなることがある.

参考文献

1)岡田元:生化学検査における問題点.生物試料分析 36:119-132,2013
2)細萱茂実,尾崎由基男:精度保証の概念と実践.臨病理 109:72-80,1999
3)日本臨床検査標準化協議会:標準採血法ガイドライン(GP4-A2),2011
4)今福裕司,目黒サキ子,二本松久子,他:臨床検査値に及ぼすEDTAの影響.第16回サンプリング研究会講演記録集,pp49-51,2002
5)伏見了,倉薗裕子,田中千寿美,他:採血時の手指運動と各種血液成分の変化.第11回サンプリング研究会講演記録集,pp60-63,1997
6)清宮正徳,工藤ひろみ,鈴木芳武,他:採血に起因する血中カリウムの偽高値の出現機序と回避方法に関する検討.日臨検自動化会誌 34:839-844,2009
7)清宮正徳,野村文夫:採血前に手を握るとカリウムが上昇する? 検と技 38:446-449,2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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