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文献詳細

雑誌文献

検査と技術43巻7号

2015年07月発行

文献概要

臨床医からの質問に答える

尿沈渣中にみられる糞便成分の臨床的意義を教えてください

著者: 村嶋宏子1

所属機関: 1尾鷲総合病院検査部

ページ範囲:P.624 - P.627

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はじめに

 尿中に糞便が混入していることは,肛門から尿道口付近のどこかに糞便が付着しているため採尿時に混入したことが原因と考えられる場合と,病的に糞便が混入する場合があり,病的なものには,大腸癌や憩室炎によって腸と膀胱が瘻(異常な通路)でつながったことによる便混入があります.どちらも,摂取した食物のうち消化しきれなかった残渣が尿沈渣にみられます.

参考文献

1)メディコン 尿道カテーテルについて(http://www.medicon.co.jp/general/?m=Donyo)
1)日本臨床検査標準協議会(JCCLS):尿沈渣検査法2010(尿沈渣検査法GP1-P4)
2)伊藤明子,星和美,山崎裕美子,他:新看護学 基礎看護〔2〕 基礎看護技術.医学書院,2012

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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