文献詳細
文献概要
教科書には書いていない採血のコツ・5
“正対し,背筋を伸ばした姿勢”から
著者: 杤尾人司1
所属機関: 1神戸市立医療センター中央市民病院臨床検査技術部
ページ範囲:P.673 - P.673
文献購入ページに移動 穿刺血管は,できる限り太く,怒張した血管であることが望ましい1)が,駆血するだけで十分な怒張が得られるケースはそれほど多くはない.
血管を怒張させる手技として,通常患者には手を軽く握ってもらうが,それでも容易に血管が確認できない場合は,手首から肘のほうに向けて前腕をマッサージしたり,2本の指で血管を軽くたたいたりする1).さらには,40℃程度に温めたビニール袋入りのぬれタオルで穿刺部を温めることもある1).
血管を怒張させる手技として,通常患者には手を軽く握ってもらうが,それでも容易に血管が確認できない場合は,手首から肘のほうに向けて前腕をマッサージしたり,2本の指で血管を軽くたたいたりする1).さらには,40℃程度に温めたビニール袋入りのぬれタオルで穿刺部を温めることもある1).
参考文献
1)JCCLS特定非営利活動法人日本臨床検査標準協議会:血管の選択.標準採血法ガイドライン(GP4-A2),pp15-17,2011
掲載誌情報