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技術講座 採血 シリーズ 最新の採血方法・1
「標準採血法ガイドライン」ができたわけ
著者: 大西宏明1 渡邊卓1
所属機関: 1杏林大学医学部臨床検査医学
ページ範囲:P.674 - P.678
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●「標準採血法ガイドライン」は,採血に伴う感染症の防止に関する議論を契機として,2004年にわが国で初めて日本臨床検査標準協議会(JCCLS)によって発行された.
●2006年の改訂では,採血合併症に関連する記載が充実・整備された.
●2011年の改訂では,手袋の交換の推奨・採血管の順序の改訂・翼状針に関する記述の充実などに加え,標準採血手技を収録したDVDが添付された.
●「標準採血法ガイドライン」は,採血に伴う感染症の防止に関する議論を契機として,2004年にわが国で初めて日本臨床検査標準協議会(JCCLS)によって発行された.
●2006年の改訂では,採血合併症に関連する記載が充実・整備された.
●2011年の改訂では,手袋の交換の推奨・採血管の順序の改訂・翼状針に関する記述の充実などに加え,標準採血手技を収録したDVDが添付された.
参考文献
1)日本臨床検査標準協議会(編):標準採血法ガイドライン(GP4-T).学術広告社,2004
2)日本臨床検査標準協議会(編):標準採血法ガイドライン(GP4-A1).学術広告社,2006
3)日本臨床検査標準協議会(編):標準採血法ガイドライン(GP4-A2).学術広告社,2011
4)Clinical and Laboratory Standards Institute : Procedures for the Collection of Diagnostic Blood Specimens by Venipuncture ; Approved Standard-Fifth Edition. H3-A5 Vol. 23 No. 32,2003
5)Clinical and Laboratory Standards Institute : Procedures for the Collection of Diagnostic Blood Specimens by Venipuncture ; Approved Standard-Six Edition. H3-A6 Vol. 27 No. 26,2007
6)Ohnishi H, Urata T, Kishino T, et al : A novel maneuver to prevent median nerve injury in phlebotomy. Ann Intern Med 151:290-291,2009
7)Hefler L, Grimm C, Leodolter S, et al : To butterfly or to needle : the pilot phase. Ann Intern Med 140:935-936,2004
8)Ohnishi H, Watanabe M, Watanabe T : Butterfly needles reduce the incidence of nerve injury during phlebotomy. Arch Pathol Lab Med 136:352,2012
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