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文献詳細

雑誌文献

検査と技術43巻8号

2015年08月発行

文献概要

技術講座 生理

—step up編—頸動脈プラーク性状を考えたエコー検査

著者: 久米伸治1 栗栖薫2

所属機関: 1広島大学病院診療支援部画像診断部門 2広島大学大学院医歯薬保健学研究院脳神経外科学

ページ範囲:P.696 - P.704

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Point

●超音波検査は空間分解能が高いため,プラークの微細な構造の観察に優れている.

●超音波検査はリアルタイム性に優れているため,可動性プラークの検出に有用である.

●プラークの性状評価は,超音波検査よりMRIのほうが勝っている.

参考文献

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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