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疾患と検査値の推移
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)
著者: 栗原慎太郎1 泉川公一1
所属機関: 1長崎大学病院感染制御教育センター
ページ範囲:P.790 - P.793
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●重症熱性血小板減少症候群(SFTS)は,マダニが媒介するSFTSウイルスによる人畜共通感染症である.
●発熱,血球減少と消化器症状が特徴である.
●白血球,血小板の減少が特徴であり,赤血球系の減少は必ずしも認めない.
●有効な治療薬はなく,感染しないように予防することが最も重要である.
●重症熱性血小板減少症候群(SFTS)は,マダニが媒介するSFTSウイルスによる人畜共通感染症である.
●発熱,血球減少と消化器症状が特徴である.
●白血球,血小板の減少が特徴であり,赤血球系の減少は必ずしも認めない.
●有効な治療薬はなく,感染しないように予防することが最も重要である.
参考文献
1)Yu XJ, Liang MF, Zhang SY, et al : Fever with thrombocytopenia associated with a novel bunyavirus in China. N Engl J Med 364:1523-1532,2011
2)国立感染症研究所:〈速報〉重症熱性血小板減少症候群(SFTS)ウイルスの国内分布調査結果(第二報)(http://www.nih.go.jp/niid/ja/id/2242-disease-based/sa/sfts/idsc/iasr-news/4428-pr4094.html)(2015年6月22日アクセス)
3)Infectious Agents Surveillance Report:重症熱性血小板減少症候群の症例定義(http://www.nih.go.jp/niid/images/iasr/rapid/graph/pt39811.gif)(2015年6月22日アクセス)
4)Takahashi T, Maeda K, Suzuki T, et al : The first identification and retrospective study of Severe Fever with Thrombocytopenia Syndrome in Japan. J Infect Dis 209:816-827,2014
掲載誌情報