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文献詳細

雑誌文献

検査と技術43巻9号

2015年09月発行

文献概要

ワンポイントアドバイス

血液培養複数セットが保険適用になったことをどう生かすか?

著者: 橋本幸平1 大塚喜人1

所属機関: 1亀田総合病院臨床検査部

ページ範囲:P.800 - P.801

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はじめに

 血液培養は,血中の細菌および真菌の検出を行うための検査である.感染症治療において,敗血症の早期診断は患者予後を左右する最も重要な因子の1つである.血液培養が陽転することにより,感染症の起因菌を確認することができ,同定検査,抗菌薬感受性検査結果を臨床側に返すことによって,適切な抗菌薬治療をすることができる1)

参考文献

1)Garey KW, Rege M, Pai MP, et al : Time to initiation of fluconazole therapy impacts mortality in patients with candidemia : a multi-institutional study. Clin Infect Dis 43:25-31,2006
2)Cockerill FR 3rd, Wilson JW, Vetter EA, et al : Optimal testing parameters for blood cultures. Clin Infect Dis 38:1724-1730,2004
3)松村康史,清水恒広,林彰彦:地域中核病院における血液培養2 セット採取促進活動と培養陽性率の増加.日臨微生物誌 20:169-176,2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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