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文献詳細

雑誌文献

検査と技術44巻1号

2016年01月発行

ワンポイントアドバイス

便潜血化学法試薬の作製方法のポイント

著者: 山本英俊12 岡田茂治12

所属機関: 1株式会社ビー・エム・エル総合研究所 2埼玉県立がんセンター

ページ範囲:P.72 - P.74

文献概要

名称の統一化

 “便潜血”とは便中ヘモグロビン(hemoglobin:Hb)を検出する検査法の総称であり,測定原理を混同して使用されている.測定原理には化学法と免疫法がある.化学法を原理とするテトラメチルベンジジン法,グアヤック法を“便潜血化学法”,抗ヒトHb抗体を用いた免疫学的検査法を“便ヘモグロビン検査法”とする.海外では“グアヤック法”にはgFOBT(guaiac fecal occult blood test)の名称が使用され,“便ヘモグロビン検査法”にはFIT(fecal immunochemical test)の名称が使用されている.

参考文献

1)岡田茂治:基礎から学ぼう一般検査 便潜血検査.検と技 42:686-692,2014
2)太田潤,藤田昌英,中野陽典,他:大腸癌の集団検診 制限食下便潜血スライド3枚+問診法の成績と便潜血検査時の食事制限について.日本大腸肛門病会誌 38:1-6,1985

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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