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文献詳細

雑誌文献

検査と技術44巻1号

2016年01月発行

文献概要

Laboratory Practice 〈チーム医療〉

注目される“病棟検査技師”の活躍

著者: 中根生弥1

所属機関: 1JA愛知厚生連豊田厚生病院臨床検査技術科

ページ範囲:P.86 - P.88

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はじめに

 近年,「専門性をもつ他職種との協働(チーム医療)が必要な時代となった」などの言葉を耳にする機会も増え,臨地実習に来院する学生においても,「チーム医療とは何か?」その具体性を模索している現状は年々強くなってきている.一方,臨床の現場では,在院日数の短縮やリスクマネージメントが強く求められ,医師・看護師業務がより高度かつ多岐にわたるようになり,専門性をもつ他職種との協働(チーム医療)が急務な時代となった.

 当院においては,検査室の外でも臨床検査技師が活躍できるよう検討を始め,2003年7月より内科病棟に1名の病棟検査技師(ward medical technologist:WMT)を専従配属した.その後NST(nutrition support team)ラウンドを2007年6月から,糖尿病ラウンドを2009年5月より開始し,12年が経過した現在,病棟での医療管理には欠かせない存在として臨床検査技師が活躍している1〜5)

参考文献

1)中根生弥,山田幸司,青山敦子:「病棟検査技師」としての活動とその意義─“はじめの一歩”を踏み出そう.Med Technol 39:966-968,2011
2)中根生弥:病棟技師業務 開始12年目の評価.Med & Test J 1288:2,2014
3)中根生弥,山田幸司,青山敦子:「病棟検査技師」としての活動とその意義.医療 69:84-88,2015
4)中根生弥:5.1 病棟臨床検査技師の実際.日本臨床衛生検査技師会(監修):JAMT技術教本シリーズ 臨床検査技師のためのチーム医療教本.じほう,pp94-100,2015
5)佐藤亜紀,岡田元,久保田哲夫,他:NICUにおける臨床検査技師の役割.周産期医 42:747-750,2012-6

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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