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増刊号 はじめて出会う 検査画像 1章 一般検査・寄生虫
1 尿中の結晶—形態で化学する
著者: 佐藤千晶1
所属機関: 1聖マリアンナ医科大学病院臨床検査部
ページ範囲:P.828 - P.831
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■尿中の結晶は通常結晶,異常結晶および薬剤結晶の3つに大別される.
■通常結晶類は健常者からも検出されるが,尿路結石症や代謝異常症を示唆することもある.異常結晶類は診断に直結する場合もあり重要である.
■結晶鑑別の際は,形態的特徴を観察するとともに,尿pHの確認や溶解試験,精密分析などを行う.
■尿中の結晶は通常結晶,異常結晶および薬剤結晶の3つに大別される.
■通常結晶類は健常者からも検出されるが,尿路結石症や代謝異常症を示唆することもある.異常結晶類は診断に直結する場合もあり重要である.
■結晶鑑別の際は,形態的特徴を観察するとともに,尿pHの確認や溶解試験,精密分析などを行う.
参考文献
1)日本臨床衛生検査技師会尿沈渣検査法編集委員会:尿沈渣検査法2010.日本臨床衛生検査技師会,2011
2)伊藤機一(監修),野崎司,高橋二美子,布施川久恵,他:尿沈渣ガイドブック.東海大学出版部,2000
3)山口聡:尿検査.臨検 56:261-267,2012
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