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増刊号 はじめて出会う 検査画像 2章 血液
3 これだけでAMLと診断できる!アウエル小体
著者: 東田修二1
所属機関: 1東京医科歯科大学臨床検査医学
ページ範囲:P.866 - P.868
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■アウエル小体とは赤紫色の針状または棒状の細胞質封入体であり,アズール顆粒に由来する.
■急性白血病の標本で,アウエル小体を有する芽球があれば急性骨髄性白血病(AML)である.
■急性前骨髄球性白血病(APL)では束状のアウエル小体を有するファゴット細胞がみられる.
■骨髄異形成症候群(MDS)の標本で,アウエル小体を有する芽球があれば,芽球比率にかかわらずRAEB-2である.
■アウエル小体とは赤紫色の針状または棒状の細胞質封入体であり,アズール顆粒に由来する.
■急性白血病の標本で,アウエル小体を有する芽球があれば急性骨髄性白血病(AML)である.
■急性前骨髄球性白血病(APL)では束状のアウエル小体を有するファゴット細胞がみられる.
■骨髄異形成症候群(MDS)の標本で,アウエル小体を有する芽球があれば,芽球比率にかかわらずRAEB-2である.
参考文献
1)Yoshida Y, Oguma S, Ohno H : John Auer and Auer rods ; controversies revisited. Leuk Res 33:614-616,2009
2)Hütter G, Nowak D, Blau IW, et al : Auer rod-like intracytoplasmic inclusions in multiple myeloma. A case report and review of the literature. Int J Lab Hematol 31:236-2340,2009
掲載誌情報