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文献詳細

雑誌文献

検査と技術44巻10号

2016年09月発行

文献概要

増刊号 はじめて出会う 検査画像 2章 血液

4 マラリアの診断はこれ! 赤血球中のマラリア原虫の鑑別のポイント

著者: 常名政弘1

所属機関: 1東京大学医学部附属病院検査部

ページ範囲:P.869 - P.871

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Key Sentence

■マラリア流行地から帰国または入国した外国人が一定間隔で発熱発作を繰り返す場合や,不明熱を訴えた場合にはマラリアを念頭に置いて検査を行う必要がある.

■熱帯熱マラリアはその他のマラリアに比し重篤な状態を来し死亡率が高いため,早期診断が必須である.

■マラリアの鑑別はGiemsa染色標本を用いた形態学的検出方法が重要であり,常にマラリアを念頭に置いて鏡検をすることが大切である.

参考文献

1)谷憲三朗:マラリア.浅野茂隆,池田康夫,内山卓(監修):三輪血液病学,第3版.文光堂,pp1235-1236,2006
2)林良博,松本安喜:マラリア原虫.浅野茂隆,池田康夫,内山卓(監修):三輪血液病学,第3版.文光堂,pp1995-1997,2006
3)大金亜弥:マラリア.検と技 43:1060-1061,2015

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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