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増刊号 はじめて出会う 検査画像 3章 臨床化学
5 免疫グロブリン異常の解析は免疫電気泳動で
著者: 藤田清貴1
所属機関: 1群馬パース大学保健科学部検査技術学科
ページ範囲:P.902 - P.905
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■免疫電気泳動は,異常免疫グロブリン(M蛋白)の同定に不可欠な方法である.
■悪性M蛋白の場合,正常免疫グロブリンの沈降線は著減(減少)する.
■原因不明の低γ-グロブリン血症の場合,Bence Jones蛋白(BJP),あるいは正常分画バンドに隠れた悪性M蛋白の存在を疑う.
■特異抗血清でspur形成が観察された場合,まれなサブクラスのM蛋白あるいは半分子型M蛋白の存在を疑う.
■免疫電気泳動は,異常免疫グロブリン(M蛋白)の同定に不可欠な方法である.
■悪性M蛋白の場合,正常免疫グロブリンの沈降線は著減(減少)する.
■原因不明の低γ-グロブリン血症の場合,Bence Jones蛋白(BJP),あるいは正常分画バンドに隠れた悪性M蛋白の存在を疑う.
■特異抗血清でspur形成が観察された場合,まれなサブクラスのM蛋白あるいは半分子型M蛋白の存在を疑う.
参考文献
1)藤田清貴:臨床検査で遭遇する異常蛋白質,第1版.医歯薬出版,2010
2)藤田清貴:免疫電気泳動法.Medicina 52:130-133,2015
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