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文献詳細

雑誌文献

検査と技術44巻10号

2016年09月発行

文献概要

増刊号 はじめて出会う 検査画像 3章 臨床化学

5 免疫グロブリン異常の解析は免疫電気泳動で

著者: 藤田清貴1

所属機関: 1群馬パース大学保健科学部検査技術学科

ページ範囲:P.902 - P.905

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Key Sentence

■免疫電気泳動は,異常免疫グロブリン(M蛋白)の同定に不可欠な方法である.

■悪性M蛋白の場合,正常免疫グロブリンの沈降線は著減(減少)する.

■原因不明の低γ-グロブリン血症の場合,Bence Jones蛋白(BJP),あるいは正常分画バンドに隠れた悪性M蛋白の存在を疑う.

■特異抗血清でspur形成が観察された場合,まれなサブクラスのM蛋白あるいは半分子型M蛋白の存在を疑う.

参考文献

1)藤田清貴:臨床検査で遭遇する異常蛋白質,第1版.医歯薬出版,2010
2)藤田清貴:免疫電気泳動法.Medicina 52:130-133,2015

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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