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文献詳細

雑誌文献

検査と技術44巻10号

2016年09月発行

文献概要

増刊号 はじめて出会う 検査画像 4章 免疫・血清

2 RhD抗原の変異型,検出!

著者: 三島由祐子1

所属機関: 1東京大学医学部附属病院輸血部

ページ範囲:P.917 - P.920

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Key Sentence

■RhDの変異型にはweak D,partial D,Delがある.

■weak Dとpartial Dの区別は困難で,供血者としてはD陽性,受血者としてはD陰性として扱う.

■D陰性確認試験が陰性でD陰性と判定されているうちの約10%はDelである.

■変異型の同定は重要であるが,緊急輸血が必要な場合は,試験管法の直後判定が陰性であればD陰性と同様に対応する.

参考文献

1)遠山博,柴田洋一,前田平生,他(編):輸血学,第3版.中外医学社,2004
2)Mollison PL, Engelfriet CP, Contreras M : Blood Transfusion in Clinical Medicine, 10th ed. Blackwell Scientific Publications,1997
)—判定と意義.日輸血会誌 45:11-19,1999

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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