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増刊号 はじめて出会う 検査画像 5章 微生物
2 知っておきたい好気性放線菌の検査法—Nocardia属
著者: 小林義朋1
所属機関: 1釧路赤十字病院検査部
ページ範囲:P.938 - P.941
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■グラム染色でNocardia属を推定することが重要である.疑わしい場合には,Kinyoun染色を行う.
■Nocardia属が疑われる場合は,培養期間を数日〜1週間程度まで延長する.
■半透明培地に発育したコロニーでは,顕微鏡弱拡大でspider microcolonyを確認する.
■薬剤感受性パターンを用いた簡易同定法を用いて菌種推定を行う.
■グラム染色でNocardia属を推定することが重要である.疑わしい場合には,Kinyoun染色を行う.
■Nocardia属が疑われる場合は,培養期間を数日〜1週間程度まで延長する.
■半透明培地に発育したコロニーでは,顕微鏡弱拡大でspider microcolonyを確認する.
■薬剤感受性パターンを用いた簡易同定法を用いて菌種推定を行う.
参考文献
1)三上襄:ノカルジア症,放線菌症.日医真菌会誌 48:186-188,2007
2)川上治,剣持順也,杉浦真,他:転移性脳腫瘍との鑑別が問題となったノカルジア脳膿瘍の1例.臨神経 48:401-405,2008
3)矢沢勝清,三上襄:ノカルジアの検査法.検と技 29:111-119,2001
4)Brown-Elliott BA, Brown JM, Conville PS, et al : Clinical and laboratory features of the Nocardia spp. based on current molecular taxonomy. Clin Microbiol Rev 19:259-282,2006
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