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増刊号 はじめて出会う 検査画像 7章 生理
4 もう迷わない! フローボリューム曲線の換気分類別疾患とアーチファクト対策
著者: 大久保輝男1
所属機関: 1埼玉県立循環器・呼吸器病センター検査技術部
ページ範囲:P.1006 - P.1009
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■気腫優位型慢性閉塞性肺疾患(COPD)のフローボリューム曲線は努力呼気早期にピークを示した後,急激な気流速度の低下を示し,その後は低流量が持続するというパターンを示す(図1①).
■発作時の気管支喘息のフローボリューム曲線は,ピークフローが低下し,最大呼気位までほぼ直線的に下降する(図1②).
■間質性肺炎のフローボリューム曲線は横軸の肺活量(VC)が少ない割にはピークフローが高い,背高のっぽの曲線になることが多い(図1③).
■上気道閉塞の判断には,通常のフローボリューム曲線に吸気のフローボリューム曲線を加えた最大フローボリューム曲線が有用である(図1④).
■気腫優位型慢性閉塞性肺疾患(COPD)のフローボリューム曲線は努力呼気早期にピークを示した後,急激な気流速度の低下を示し,その後は低流量が持続するというパターンを示す(図1①).
■発作時の気管支喘息のフローボリューム曲線は,ピークフローが低下し,最大呼気位までほぼ直線的に下降する(図1②).
■間質性肺炎のフローボリューム曲線は横軸の肺活量(VC)が少ない割にはピークフローが高い,背高のっぽの曲線になることが多い(図1③).
■上気道閉塞の判断には,通常のフローボリューム曲線に吸気のフローボリューム曲線を加えた最大フローボリューム曲線が有用である(図1④).
参考文献
1)日本呼吸器学会(編):COPD(慢性閉塞性肺疾患)診断と治療のためのガイドライン.メディカルレビュー社,2013
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