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オピニオン
地域の院内感染防止対策において臨床検査技師に求められる役割
著者: 望月徹1
所属機関: 1日本医科大学武蔵小杉病院感染制御部
ページ範囲:P.1112 - P.1113
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近年,多剤耐性菌は,MRSA(methicillin-resistant Staphylococcus aureus)などの従来の耐性菌以外に,カルバペネム耐性腸内細菌科細菌(carbapenem-resistant Enterobacteriaceae:CRE)など菌種を超えたプラスミド伝達による耐性獲得菌の出現や,市中,海外から基質拡張型β-ラクタマーゼ産生菌含む多剤耐性菌が院内に持ち込まれるなど,取り巻く環境は多彩かつ複雑化している.したがって,院内感染防止対策における情報フロントラインとしての微生物検査室・臨床検査技師の重要性は,年々高まってきている.
近年,多剤耐性菌は,MRSA(methicillin-resistant Staphylococcus aureus)などの従来の耐性菌以外に,カルバペネム耐性腸内細菌科細菌(carbapenem-resistant Enterobacteriaceae:CRE)など菌種を超えたプラスミド伝達による耐性獲得菌の出現や,市中,海外から基質拡張型β-ラクタマーゼ産生菌含む多剤耐性菌が院内に持ち込まれるなど,取り巻く環境は多彩かつ複雑化している.したがって,院内感染防止対策における情報フロントラインとしての微生物検査室・臨床検査技師の重要性は,年々高まってきている.
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