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文献詳細

雑誌文献

検査と技術44巻12号

2016年11月発行

文献概要

病気のはなし

膀胱炎

著者: 鈴木九里1 中島耕一1

所属機関: 1東邦大学泌尿器科学講座

ページ範囲:P.1128 - P.1133

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Point

●膀胱炎には細菌の関与する膀胱炎と関与しない膀胱炎がある.

●急性単純性膀胱炎は終末時排尿痛,頻尿,尿混濁,残尿感,膀胱部不快感の症状があり,尿検査所見では尿中白血球5個/HPF以上の膿尿,細菌尿を認める.

●急性単純性膀胱炎の起因菌は大腸菌が最も多く,最近では耐性菌が問題となっている.

●急性単純性膀胱炎の治療は閉経前と閉経後では分離菌に違いを認めるため,おのおのの世代に合わせて抗菌薬を選択する.

●間質性膀胱炎は細菌の関与していない原因不明の膀胱炎で,蓄尿時の膀胱痛が特徴的である.さまざまな治療法が試みられているが,いまだ根本的な治療法はなく,対症療法にとどまっている.

参考文献

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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