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疾患と検査値の推移
急性糸球体腎炎
著者: 小池健太郎1 川村哲也1
所属機関: 1東京慈恵会医科大学腎臓・高血圧内科
ページ範囲:P.1176 - P.1181
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●急性糸球体腎炎は感染を契機に発症する.先行感染から1〜2週間(平均10日)程度経過したのちに,突然の血圧上昇,肉眼的血尿,浮腫などで発症する.小児に多い疾患である.
●急性糸球体腎炎の診断には蛋白尿,血尿といった尿異常に加え,補体(C3,CH50)の低下やASO,ASKの上昇が根拠になる.
●腎生検を施行した場合には,管内増殖性変化や免疫複合体の沈着(hump)が特徴的である.
●予後は比較的良好な疾患である.
●急性糸球体腎炎は感染を契機に発症する.先行感染から1〜2週間(平均10日)程度経過したのちに,突然の血圧上昇,肉眼的血尿,浮腫などで発症する.小児に多い疾患である.
●急性糸球体腎炎の診断には蛋白尿,血尿といった尿異常に加え,補体(C3,CH50)の低下やASO,ASKの上昇が根拠になる.
●腎生検を施行した場合には,管内増殖性変化や免疫複合体の沈着(hump)が特徴的である.
●予後は比較的良好な疾患である.
参考文献
1)Kanjanabuch T, Kittikowit W, Eiam-Ong S : An update on acute postinfectious glomerulonephritis worldwide. Nat Rev Nephrol 5:259-269,2009
2)Rodríguez-Iturbe B, Batsford S : Pathogenesis of poststreptococcal glomerulonephritis a century after Clemens von Pirquet. Kidney Int 71:1094-1104,2007
3)尾田高志:腎と免疫 感染後急性糸球体腎炎とMPGN.腎と透析 78:705-710,2015
4)Nasr SH, Radhakrishnan J, D'Agati VD : Bacterial infection-related glomerulonephritis in adults. Kidney Int 83:792-803,2013
5)加野象次郎:連鎖球菌感染症の血清学的診断学.日臨 63:127-132,2015
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