icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術44巻12号

2016年11月発行

文献概要

オピニオン

内視鏡検査技師としての臨床検査技師の役割

著者: 中川芽久実1

所属機関: 1社会医療法人財団石心会 川崎幸病院検査科(内視鏡センター)

ページ範囲:P.1196 - P.1197

文献購入ページに移動
はじめに

 内視鏡検査については臨床検査技師専攻の学校で学ぶことがないため,“内視鏡検査技師”とはあまりなじみのない言葉かもしれない.内視鏡検査技師とは,上部消化管内視鏡(胃カメラ),下部消化管内視鏡(大腸カメラ),気管支鏡などの内視鏡を使用した検査,治療に携わる者のことで,なかでも消化器内視鏡検査については「消化器内視鏡技師」という日本消化器内視鏡学会の認定資格があり,医師の監督指導のもとに消化器内視鏡診療にかかわる前処置,洗浄・消毒,機器管理,検査・治療の介助などを行う.消化器内視鏡技師の認定を受けるためには,看護師・臨床検査技師・臨床工学技士などの医療従事者が,日本消化器内視鏡学会認定の専門医による指導のもと,内視鏡検査の介助に2年以上従事し,年1回行われる筆記試験・面接試験に合格することが必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?