文献詳細
技術講座 生理
シリーズ 検査技師に求められる感染防御対策・5
文献概要
Point
●生理検査室の感染対策は,医療従事者と患者の両面から考えなくてはならない.患者から検査技師への感染,検査技師から患者への感染,そして医療器具や医療従事者を介した患者への感染というそれぞれの立場で,感染の危険を意識する必要がある.
●感染経路を意識した感染対策を常に心掛け,検査機器を含めた検査室の衛生管理にも配慮した検査室の感染対策マニュアルを作成し,マニュアルに沿った対策を習慣づけていくことが大切である.
●検査後に重篤な感染が確認された場合は追跡調査が必要となるため,全ての患者について,いつ,誰が検査を担当したか明確にしておくことが必要である.
●生理検査室の感染対策は,医療従事者と患者の両面から考えなくてはならない.患者から検査技師への感染,検査技師から患者への感染,そして医療器具や医療従事者を介した患者への感染というそれぞれの立場で,感染の危険を意識する必要がある.
●感染経路を意識した感染対策を常に心掛け,検査機器を含めた検査室の衛生管理にも配慮した検査室の感染対策マニュアルを作成し,マニュアルに沿った対策を習慣づけていくことが大切である.
●検査後に重篤な感染が確認された場合は追跡調査が必要となるため,全ての患者について,いつ,誰が検査を担当したか明確にしておくことが必要である.
参考文献
1)大久典子,佐藤純子,藤田雅史:生理機能検査における感染予防対策.検と技 32:619-622,2004
2)松本哲也:検査業務にかかわるスタッフの感染を防ぐために.Med Technol 35:16-18,2007
3)滝村芳子,諏訪部章:各種検査業務からみた職業感染予防策 1.生理機能検査に伴う感染とその予防策.Med Technol 35:19-25,2007
4)厚生労働科学研究費補助金・難治性疾患克服研究事業プリオン病及び遅発性ウイルス感染症に関する調査研究班:プリオン病感染予防ガイドライン(2008年版),2008
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