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文献詳細

雑誌文献

検査と技術44巻2号

2016年02月発行

文献概要

技術講座 生理

デジタル脳波計の構造と活用法

著者: 所司睦文1

所属機関: 1学校法人順正学園 九州保健福祉大学生命医科学部生命医科学科

ページ範囲:P.116 - P.121

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Point

●デジタル脳波計の構造を理解するためには,前身となるアナログ脳波計の構造と動作を理解することが大切である.

●デジタル脳波計特有のシステムリファレンス,ニュートラル電極,AD変換,アンチエリアシングフィルタ,システムリファレンス誘導などの意義の把握が不可欠である.

●デジタル脳波計の有するリモンタージュ,リフィルタリング,デジタルビデオ機能,ネットワーク機能などの使用目的と活用方法を習得し,実際に活用することが重要である.

●臨床脳波検査を担当する臨床検査技師は,ただ脳波記録をするだけでなく,脳波を適正に評価できる知識と技術を身に付けてほしい.

参考文献

1)Berger, H : Über das elektrenkephalogramm des menschen. Arch. Psychiatr Nervenkr 87:527-570,1929
2)白澤厚:医療機器のあゆみ 第五回 脳波計.医用機器 31:13-21,2005
3)所司睦文:臨床脳波検査スキルアップ.金原出版,2012
4)日本臨床神経生理学会ペーパレス脳波計検討委員会:ペーパレス脳波計の性能と使用基準2000.臨神生 28:270-276,2000
5)末永和榮,松浦雅人:デジタル臨床脳波学.医歯薬出版,2011
6)日本臨床神経生理学会臨床脳波検査基準改訂委員会:改訂臨床脳波検査基準2002.臨神生 31:221-242,2003
7)一般社団法人日本臨床衛生検査技師会:JAMT技術教本シリーズ 神経生理検査技術教本.じほう,2015
8)日本臨床神経生理学会ペーパレス脳波の記録・判読指針小委員会:デジタル脳波の記録・判読指針.臨神生 43:22-42,2015

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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