文献詳細
文献概要
連載 忘れられない症例から学ぶ超音波検査・6
悪性心臓腫瘍
著者: 小山寿子1
所属機関: 1大崎病院東京ハートセンター
ページ範囲:P.140 - P.145
文献購入ページに移動はじめに
筆者は,東京の品川区にある,2005年12月に開院した心臓病専門病院に勤務しています.当院の規模は大きくはありませんが,24時間救急対応で手術も行っています.地域の患者もみえますが,それほど多くはなく,関東一円および全国各地から来られる患者のほうが多く,海外から治療に来る患者もいます.
今回の症例は,他院で心臓腫瘍を指摘され,セカンドオピニオンで来院された患者です.他院で悪性腫瘍を疑われていましたが,細胞の採取が困難で,診断は不可能の状態でした.組織型の診断がついていないため,化学療法もできないまま,余命3カ月と宣告を受けていました.このまま死を待つよりも,たとえほんのわずかな可能性しかなくても,その可能性に賭けたいとの願いから,当院を受診されました.
筆者は,東京の品川区にある,2005年12月に開院した心臓病専門病院に勤務しています.当院の規模は大きくはありませんが,24時間救急対応で手術も行っています.地域の患者もみえますが,それほど多くはなく,関東一円および全国各地から来られる患者のほうが多く,海外から治療に来る患者もいます.
今回の症例は,他院で心臓腫瘍を指摘され,セカンドオピニオンで来院された患者です.他院で悪性腫瘍を疑われていましたが,細胞の採取が困難で,診断は不可能の状態でした.組織型の診断がついていないため,化学療法もできないまま,余命3カ月と宣告を受けていました.このまま死を待つよりも,たとえほんのわずかな可能性しかなくても,その可能性に賭けたいとの願いから,当院を受診されました.
参考文献
1)石塚尚子:心臓腫瘍.心エコー 9:1112-1121,2008
掲載誌情報