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文献詳細

雑誌文献

検査と技術44巻2号

2016年02月発行

文献概要

ワンポイントアドバイス

酸化法を用いた尿試験紙法ビリルビン検査の偽陽性確認試験法のポイント

著者: 永野勝稔12 大野明美2

所属機関: 1東京医科歯科大学医学部附属病院検査部 2慶應義塾大学病院中央臨床検査部

ページ範囲:P.158 - P.159

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はじめに

 ジアゾカップリング法を用いた尿試験紙法のビリルビン検査は,血尿,濃縮尿などの尿の性状や薬剤の影響を受けやすく,偽陽性を示すことが多いため,より特異性の高い確認試験が必要とされている.これまで確認試験として多くの施設で用いられていた簡便かつ鋭敏なイクトテスト(シーメンスヘルスケア・ダイアグノスティックス社)の代替となる,酸化法を測定原理とするWatson-Hawkinson法を改良した確認試験(以下,Watson-Hawkinson法改良法)を考案したので紹介する.

参考文献

1)大野明美,永野勝稔,山方純子,他:尿試験紙ビリルビン検査の偽陽性確認試験の検討.医学検査 64:534-540,2015
2)金井正光(監修),奥村伸生,戸塚実,矢冨裕(編):臨床検査法提要,改訂第34版.金原出版,pp144-145,2015
3)Sho Y, Ishiodori T, Oketani M, et al : Effects of urinary metabolites of etodolac on diagnostic tests of bilirubin in urine. Arzneimittelforschung 49:572-576,1999

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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