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文献詳細

雑誌文献

検査と技術44巻3号

2016年03月発行

文献概要

病気のはなし

甲状腺機能亢進症・低下症

著者: 向笠浩司1

所属機関: 1伊藤病院内科

ページ範囲:P.184 - P.189

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Point

●甲状腺機能亢進症は,甲状腺のホルモン産生作用が活発になり,甲状腺ホルモン分泌が増加する疾患である.その代表的疾患がバセドウ(Basedow)病である.

●バセドウ病は,TSH受容体抗体(TRAb)が甲状腺濾胞細胞を刺激することで,甲状腺ホルモン産生の増加をきたす.

●バセドウ病の治療は,抗甲状腺剤,手術,アイソトープ治療の選択肢がある.

●甲状腺機能低下症は,血中甲状腺ホルモンが低下する疾患であり,代表的な疾患は橋本病であり,治療は甲状腺ホルモン剤の補充である.

参考文献

1)伊藤病院ホームページ(http://www.ito-hospital.jp/)(2015年10月30日アクセス)
2)日本甲状腺学会:診断ガイドライン(http://japanthyroid.jp/doctor/guideline/japanese.html)(2015年10月30日アクセス)
3)日本甲状腺学会(編):バセドウ病治療ガイドライン2011.南江堂,2011
4)吉村弘:橋本病(慢性甲状腺炎).田上哲也,西川光重,伊藤公一,他(編):甲状腺疾患診療マニュアル,改訂第2版.診断と治療社,pp153-156,2014

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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